08/08の日記

16:35
8月
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8月ももう中旬に入ろうとしております。嘘だーー!!
やる事をほとんどやっていなくて、現実逃避したくなる今日この頃。
ツイッターの診断メーカーでこんなのが出ましたので、ちょっと書いてみました。
続きは書きたいんですが、このまま終わりそうな予感も…w

中途半端でもいいよ、って方は下からどぞ!


<あなたは2時間以内に9RTされたら、酔っぱらって頬にちゅーされそうなバルヴァンの絵を描きます>



肩越しに凭れかかる身体。さりげなく腰にまわされる腕が、いつもよりも高い体温をこちらに移して来る。
陽気に微笑む瞳は潤み、笑う吐息は熱を帯び。
普段とは様子の違う青年に思わず身を固くすれば、それに気付いた彼が不敵に笑みながら小首を傾げてこちらを見た。
淫猥な仕草で下唇を舐めながらゆっくりと近づいてくる顔に、知らず唾を飲み、そしてその濡れた唇が自分の唇と触れあう寸前――

バルフレアは思いっきりヴァンの顔を押し返した。
「なんだよ〜、いいじゃんチューぐらい。減るもんじゃ無いし〜」
口を尖らせて抗議するヴァンに、苛立たしげに減るんだよ!と返せば、バルフレアは減るんだって〜、と楽しそうにキャラキャラと笑い声を上げた。
「誰だ、こいつに酒飲ませたヤツは」
バルフレアはげんなりしながら、笑い過ぎて後ろにひっくり返りそうになっているヴァンの腰巻を掴んで引き戻した。もちろん自分の方へと。

 一日だけのラバナスタ滞在。夕食は砂海亭で、と約束をして各々用事を済ませる為に解散したのは昼前の事。ダウンタウンの孤児達と会い昼食を共にし、ミゲロに近況を伝えに行く等しばらくヴァンとパンネロは一緒に行動していたらしい。
「ダラン爺の所に行ってくる、って言うからそこで別れたんだけど…もう、一緒に付いて行けばよかった!」
向かいの席から、少しでも物を食べさせようとフラフラと動くヴァンに合わせてフォークに刺した肉を左右に振って的を定めているパンネロはプリプリと怒っている。
「大方犯人は知れてるがな。さっきから上をチラチラ確認する割には、一度もトマジが給仕に来ない」
バルフレアの言葉に、フランが階下に視線をやれば即座にカウンターの影に隠れる青年の姿があった。
 まあ、たまにはいいじゃないかと言おうとした将軍様はお姫様の一睨みに、大きな肩を縮こまらせる。
「それにしても、坊やがキス魔だったなんてね」
優雅に足を組み、ヴァンを見つめる我が相棒はいつになく楽しげで、思わずバルフレアは舌打ちしそうになった。

 シュトラールの整備後、約束の時間より少し遅れてやって来たバルフレアは、目の前の光景を見て固まった。あろうことか、自分の恋人(まだ一応誰にも明かしてはいないのに約二名には知られている)がバッシュの膝の上に跨って首にしがみついているではないか。いや、それだけだったのなら――それでも充分許せないのだが、でもまだましだっただろう。
「バッシュのヒゲちくちくする〜」
「ハハ…だったらそろそろキスをするのをやめてくれないかな、ヴァン」

無言で抜こうとした銃は、フランの手によって止められた。

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