リク小説

□恋物語
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「ぶ―っ!!!いったっ!!―…たくっ何だよ…」


ブツブツ文句を言いながら銀時が玄関先に来る。
銀時は神楽と神楽が抱えてる者を見て呆然とする。


「神楽ちゃん…その子大串君とこの…一体どうしたの?まさか…神楽ちゃん未成年をいいことに殺じ…」
「違うネ!!こいつ私を庇って…―」


そういうと神楽の青い瞳から大粒の涙が流れ落ちる。


その様子から銀時は冗談を言っている場合ではないと悟る。


「神楽、泣くな!!そいつを寝かせるぞ…俺の部
屋に連れて来い」
「…グスッ……分かったアル…」


銀時は急いで布団を敷き、神楽はその上に慎重に総悟を寝かせる。


「総悟―…」


銀時は総悟の様子を確認する。


(外傷がないってことは軽い脳震盪だな…少し休めば気がつくだろう…)


そう確信すると銀時はまたジャンプを読みにリビングに向かう。神楽にはその事を言わないで…。ただ言うのを忘れたのだが。
そのせいでこの二人がどういう結末になるのか全く予想もつかなかっただろう…。


神楽は総悟の傍でずっと看病をしていた。


濡れタオルを絞り総悟の額に乗せる。


「総悟…ごめん…」


神楽は総悟がこのまま目覚めないのかという不安にさえかられていた。


再び涙がこみ上げてくる。


「…―ふっ…グスっ…」


また泣き出す神楽。





その時―…





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