リク小説
□―微熱…?―
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「…螢惑」
「…ん……んん…」
ただ今、夜中の1時。
ほたるも夢の中へダイブしていたのだが―…。
一人の漢に起こされる。
「螢惑……」
「ん…何…?」
ほたるは眠そうな眼を擦りながらムクっと起き上がる。
―と。
そこにはほたるの異母兄(あに)の辰伶がいた。
「しっ…辰伶っどうしてここに…?」
一気にほたるの眠気も吹っ飛ぶ。
「螢惑…熱い…」
ドサ―っ
「――っ!!!???」
ほたるの声にならない悲鳴。
辰伶がほたるを押し倒したのだ。
「しっしし…っ辰伶?何しにきたの?///」
自分の上にのしかかっている辰伶の体重を支えながら問うほたる。
「螢惑…熱い」
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