リク小説

□陽海学園のある一日?
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今日も陽海学園の一日が始まる。
生徒達がそれぞれ寮から学校へ向う中、この青野月音も生徒の中に混じって登校していた。


そこに後ろからこの月音を呼ぶ声が聞こえる。


「月音ぇっおはよう」
「おはよう、萌香さん」


月音は後ろを向き挨拶をする。

そう。月音が挨拶したのはこの陽海学園の中でも有名な美少女、の赤夜萌香である。

ピンクのサラサラした髪を朝の清々しい空気になびかせ月音に微笑みながら近づいてくる。それがまた様になって、男女問わず萌香に釘付けである。

しかし、この可愛らしい萌香さんはヴァンパイアという最強の妖怪である。このピンク色の髪も銀色に変わり、とてもクールになるのだ。


月音は立ち止って萌香が来るのを待つ。


その時―…


「つ・く・ねぇぇぇぇぇぇええぇっ!!!」


遠くから聞こえたその声はあっという間に近づき…


「うわぁぶっ!!;」


ドサッ


「つっ月音!!?」


萌香が月音の異変に気付き走って来る。


「もうっ!!胡夢ちゃんっ月音がつぶれてるよ!!」
「月音っ!!ごめーんっ!!しっかりして」


そういうと、萌香に胡夢と呼ばれた女の子は自分の下にいる月音をひっぱり起こす。


「はぁ…朝から元気だね…胡夢ちゃん;おはよう」
「だってぇっ歩いてたら月音を見つけたから全速力で走ってきたの」
「そ、そうなんだ。今度は気をつけてね」
「ありがとうっ月音★」


そう言いながらまた抱きついてくる。
そこがまた憎めない。
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