書物
□夢
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ここは一般道路の歩道…一人の人物を乗せた籠を押す二人の子供。
「皆どけどけっ!今から猪悟能が10年の漂流生活を送るんだっ…」
楽しそうに言う紅い髪をした子供…名は沙悟浄。
「悟浄ちゃんと押せ。重いっ…」
文句を言いながら籠を押すは金糸の髪を靡かせる膝出し(笑)の子供…江流。
どうやらこの二人…籠を担ごうとせず押しているらしい…。
ようやく海に着いたら既に夜…いよいよ悟能出発かと思いきや…
「な、江流…少しだけ…」
「Σ何すんだよっ!悟能に聞かれちゃぅだろっ…」
いきなり江流の首筋に吸い付いてきた悟浄さん…ハッキリ言って悟能そっちのけ。
「やだやだやだっ!」
江流なにを思ったのか海へダイブ…(笑)ずぶ濡れになった江流を見た悟浄は…それはもう狼のようでした……