書物

□。゜─雪─。゜
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。゜。─雪─。゜。


朝までは少し寒さを感じる位だった…


この日は無事に宿を確保することが出来た上、個室まで用意してもらえた。


「……」


煙草に火を点けふと窓を見ると、はらはらと降り始めた雪。

アスファルトに落ちては溶けてゆく様を三蔵はじっと見つめていた。


───コン、コン


不意にノックされたドア。


「何の用だ…」

外から目線を離さずに小さく、冷たく言い放つ。
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