幽白の脚本的会議

□脚本的会議3
1ページ/1ページ

RPGをやってみよう!!について
――――――――――――――――――――――――――――――

桑原 「よっしゃ、ゲームできんぜ!でも…残念だったなぁ、飛影!この作者はお前のことが嫌いらしいぞ!(ニヤニヤ)」

飛影 「・・・・・・?」

幽助 「何でだよ?」

桑原 「だってよぉ、こいつ(飛影)がゲームなんてできるわけねぇだろ?それをやれってんだから、この作者は飛影が嫌いなんじゃねぇか」

幽助 「・・・・・・おお!」

飛影 「…フン(くだらんことを)」

蔵馬 「桑原君、それは違いますよ」

桑原 「んあ?何が違うんだよ?」

蔵馬 「この作者は飛影一筋といっても過言ではないほどの飛影FANです」

飛影 「・・・・・・・・・・・・」

幽助 「じゃあ何で飛影が不利になるようなことすんだ?」

桑原 「ドSだったりしてなぁ!(笑)」

蔵馬 「友達公認のSで、最近ドSに昇格したそうですが、作者のことは今は関係ありませんよ。そもそも俺が違うと言ったのは、今回の議題は『ゲームで遊ぶこと』ではなく、『実際に俺たちがRPGの登場人物になってゲーム(会議)を進める』ということなんです」

桑原 「(作者関係ねぇなら、何で俺が質問したときに議題のこと言わずに作者のこと言ったんだ?)」

飛影 「(・・・・・・さっきから“あーるぴーじー”とは何なんだ?)」

幽助 「俺たちが!?」

蔵馬 「はい。飛影、RPGとは、簡単に言えば一列に並んで歩いて、出会った敵を倒していくゲームのことだ」

飛影 「…!」

幽助 「簡単すぎねぇか?(汗)」

蔵馬 「いいんですよ。色々説明するより、実際にやってみた方がわかるだろうし、少なくとも俺たちがこれからやろうとしていることは、今説明した通りだからね」

桑原 「それにしても蔵馬よぉ、そら飛影はRPGなんて知らねぇだろうけどよ、何で突然説明なんかしたんだ?まだ飛影は質問してねぇぜ?」

蔵馬 「それはですね、今日飛影が喋った言葉が『フン』だけだからです。明らかに会話についてこれてないじゃないですか」

幽、桑「おお、なるほど」

飛影 「(・・・・・・こいつら・・・・・・)」

コエンマ「今蔵馬が説明した通りじゃ。早速ワシが用意した迷路へ行ってもらう」

幽助 「こ、コエンマァ!?お前どっからわいて出た!?」

桑原 「驚ろかすんじゃねぇ!!」

飛影 「(…こいつら…気づかなかったのか…?)」

蔵馬 「出てくるのが少し遅いですよ。今俺が説明したのは、飛影にRPGの説明をした理由です」

コエンマ「何ぃ!?ま、まあよい。とにかくワシについて来い!」

幽助 「なんだよ、めんどくせぇなぁ」

桑原 「毎回毎回よく飽きねぇよな」

蔵馬 「二人とも、そう言う愚痴は小声で言うものですよ(苦笑)」

飛影 「(バカには付き合ってられんな…)」

コエンマ「早く来んか!」←すでに百メートルほど先にいた

蔵馬 「ほら、三人とも、行きますよ」

 蔵馬に促されしぶしぶ歩きだす三人

………………………………………………………………………………

コエンマ「ここが今回のステージじゃ」

 五人の目の前にはものすごく入り組みまくった迷路があった

幽助 「こんな入り組みまくってて、今日中にゴールにたどり着けんのか?」

桑原 「これだけ入り組んでちゃ、俺の霊感使ってもきついぜ…」

飛影 「…フン…」

蔵馬 「飛影、いい加減『フン』以外に喋ったらどうだ?」

幽助 「おい蔵馬!そんなこと言ってる場合じゃねぇぞ!敵が来やがった!」

桑原 「ぅおし!!桑原様の強さを思い知らせてやらぁ!!」

飛影 「(あんなザコ相手に張り切りやがって…やはりバカだな…)」

蔵馬 「二人同時はダメですよ!ほら、一列に並んで!」

コエンマ「まずは桑原が先頭で行け。その次は幽助じゃな」
 ↑それだけ言って逃げていった

桑原 「よっしゃぁああ!行くぜ野郎供!」

飛影 「やれやれ…」

蔵馬 「(あ…やっと喋った…)」

幽助 「(何で俺が一番じゃねぇんだ?)」←ちょっと悔しい

桑原 「でいやぁああああああ!!!!」

 ザコ十匹ほど、桑原に斬られ消える

桑原 「よっしゃぁあ!見たか!桑原様の力を!!!」

幽助 「いちいちうるせぇよ!」

蔵馬 「そうですよ。それに早く先に進まないと、今日中にこの迷路から抜けられなくなるかも知れませんよ?」

桑原 「いいじゃねぇか。いざとなったら今入ってきたとこから出れるだろ?」

 蔵馬、無言で入り口を指さす

幽助 「あああああああああ!!!!」

桑原 「入り口がないだとぉ!?」

飛影 「(・・・・・・うるさいヤツらめ・・・・・・)」

蔵馬 「そういうことなんで、早く行きましょう」

幽、桑「お、おう…」

 その後しばらく適当に歩き回り、桑原が雄叫びを上げながら敵を倒していった(約四時間)

桑原 「お、俺ちょっと…疲れちったかな?」

幽助 「あたりめぇだろ!?あんだけ叫んでりゃあよ!」

蔵馬 「そうですね。じゃあ今度は幽助が先頭を歩いて、桑原君は飛影の後ろをついてきてください」

桑原 「ああ…そうさせてもらうぜ」

幽助 「よっしゃ!俺がこの迷路の敵、全部倒してやんぜ!」

飛影 「(まったく…)」

 またしばらく適当に歩き回り、幽助が敵をなぎ倒していった

幽助 「なぁ…いつんなったら出口にたどり着けるんだ?」

蔵馬 「さあ?…入り口から見えただけでもかなり入り組んでたから、そう簡単には出られないだろうな。先頭変わろうか?」

幽助 「俺はまだまだ行けるぜ!」

飛影 「(もっと早く歩けんのか…?)」←飽きてきてる人1

 その一時間後

幽助 「…まだか?」

蔵馬 「まだですね」

桑原 「(あ…録画の予約すんの忘れてた…)」←飽きてきてる人2

 さらに一時間後

幽助 「…そろそろか?」

蔵馬 「まだまだ」

飛影 「(ただ歩いてるのも飽きたな…)」←かなり飽きてる

 そのまたさらに二時間後

幽助 「だぁあああ!いつんなったらゴールたどり着けんだよ!」

蔵馬 「(そろそろ幽助も限界か…)幽助、桑原君の後ろに行ってくれ。俺が先頭歩くから」

幽助 「ちぇっ…敵全部倒してやろうと思ってたのに…」

 幽助、桑原の後ろへ行く

桑原 「よう、浦飯。お前もばてたみてぇだなぁ?」
 ↑幽助がばてたとわかってちょっと嬉しそうな桑原

幽助 「うるせぇ!」

飛影 「(どっちもうるさい…!)」←完全に飽きて不機嫌な飛影

 またまたしばらく歩き回り、蔵馬が敵を華麗に倒していった

幽助 「なあ蔵馬よぉ!ゴールまだつかねぇのかぁ?」

蔵馬 「まだですよ!戦ってるんですから、少し静かにしててください!」

桑原 「蔵馬ぁ!そこ右曲がろうぜ!」

蔵馬 「…しょうがないな」
 ↑四聖獣の件があるので仕方なく従う蔵馬

 約四時間後

幽助 「思ったんだけどよぉ…」

桑原 「ぁんだよ?」

幽助 「このゲームってボスキャラとかいんのか?さっきからザコばっかじゃねぇか」

桑原 「そうだよな。普通少し強いやつとか出てくるよなぁ…」

飛影 「(…強い奴…?)」←ちょっと嬉しそう

 約三時間後

蔵馬 「まだゴールには着かないようだな…飛影、先頭変わってもらえますか?」←敵との戦いより幽助達の相手で疲れた

飛影 「フン、最初からそう言えばいいものを…」

幽助 「(小声で)アイツ先頭やりたかったんじゃねぇか?」

桑原 「(小声で)かもな」

飛影 「早く来い」←いつの間にか二百メートル先まで歩いてた

幽助 「早っ!」

桑原 「っておい飛影!ちょっと待ちやがれ!」

蔵馬 「ひ、飛影!少しペース落としてくれ!俺はずっと戦ってて疲れてるんだから!」

飛影 「うるさい、軟弱な奴らめ!俺はさっさとここから出たいんだ!貴様らのスピードに合わせてやる気などない!」
↑さらに五百メートルほど先を歩いてた

幽助 「待てよぉ!」

蔵馬 「あれで歩いてるだけなんて…!」

桑原 「なんつー早さだ!」

 しばらく迷路内には、飛影を追う幽助達の「待て」という声と走る音、飛影が切り刻んだ敵が床に落ちる音だけが聞こえていた

幽助 「はぁ、はぁ…やっと追いついたぜ…」

桑原 「何で戦ってたときより疲れなきゃなんねぇんだよ!」

蔵馬 「ま、まったくだ…」

幽助 「おい蔵馬、大丈夫か?」

蔵馬 「なんとか…」

飛影 「…俺は帰るぞ」

桑原 「何言ってやがんだ?ここは迷路の中…ってああ!?」

幽助 「いつの間に…!?」

 四人はすでに迷路の外にいた

蔵馬 「飛影、どうやったんだ?」

飛影 「簡単なことだ」

幽助 「あ!おめぇいつの間に邪眼開いたんだ?」

桑原 「ホントだ!ちょっとずっこくねぇか?」

飛影 「フン、誰のおかげで今日中にこの迷路から抜け出せたと思ってるんだ?それとも貴様は一生迷路の中にいたかったのか?」

桑原 「うっ、それは…!」

蔵馬 「まぁまぁ桑原君、飛影のおかげで迷路から抜け出せたのは事実なんですから」

幽助 「ってか、最初から飛影が先頭だったら良かったんじゃねぇか?」

飛影 「だから言ったろう?」

蔵馬 「確かに…」

幽助 「・・・・・・なんか気にくわねぇ…よし!この迷路破壊してから帰ろう!」

桑原 「そりゃいいぜ!」

蔵馬 「・・・・・・それは無理ですよ。迷路はもう飛影が破壊してしまったから…」

 蔵馬が指し示す先には、黒焦げになった迷路の残骸があった

桑原 「何ぃ!?」

幽助 「これまたいつの間に!?」

飛影 「貴様らが迷路から出た直後だ。黒龍波で破壊してやった。こんなくだらんゲーム、二度とやらされんようにな」

蔵馬 「飛影、あなた先頭になってから、随分と喋りますね」

幽助 「…やっぱ先頭になれて嬉しかったんじゃねぇの?」

桑原 「これだからオコチャマは…」

飛影 「何か言ったか?」

 桑原と幽助の方に剣を向けている飛影

幽、桑「い、いえ…何も…(汗)」

蔵馬 「落ち着け、飛影。幽助も桑原君も。もうゲームは終わったことだし、解散してもいいんじゃないか?」

幽助 「ああ、そうだな」

桑原 「ぁあ!!!そういえば今日姉ちゃんにテレビ録画しとけって言われてたんだ!や、やべぇ…殺される!じゃあな!」

幽助 「ああ、じゃあな!んじゃ、俺も帰るわ」

蔵馬 「それじゃ俺も。さよなら、飛影」

飛影 「フン…」

 桑原→ダッシュで帰宅

 蔵馬、幽助、飛影→歩いて帰宅(飛影は魔界)

幽助 「なあ蔵馬…」

蔵馬 「はい?」

幽助 「どんな入り組んだ迷路でもよぉ、飛影にとっちゃ一本道みてえなもんだよな…」

蔵馬 「そうですね」

幽助 「やる意味ってあんのか?」

蔵馬 「幽助、それは禁忌(タブー)ですよ」

幽助 「うっ…(蔵馬も十分Sだ…)ιι」

蔵馬 「それじゃ、俺はこっちですから」

幽助 「んあ?ああ。じゃあな」

 2人は別々の方向へ

幽助 「そういや今回の並び順って、(DSでの)足の遅い順だったんだな・・・・・・」

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ