新選組史跡ガイド

□京都
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輪違屋
(京都市下京区)





輪違屋


 芸娼妓を抱えて置き、角屋などの揚屋や茶屋に派遣する置屋
現在も営業しているが、見学は不可。
輪違屋は、元禄元年(1688年)に創業された店で、300年以上の歴史を誇る。この建物は、1857年に再建されたもので、1871年に改築され、現在の姿になった。当時の構造を良く残した貴重な建物であると認められ、昭和59年に京都市の文化財に指定されている。
輪違屋は、揚屋と置屋を兼ね備えた現役の店で、日本で唯一「太夫」が居る所。太夫は「こったい」とも呼ばれ、正五位の位を持ち十万石の大名に匹敵するとされるほど格が高く、また教養も深かったことから、客の方が太夫の機嫌をとったという。
輪違屋の遊女は新選組隊士とも関わりが深く、山南敬助明里平間重助糸里伊東甲子太郎花香太夫が馴染みの仲だったようだ。
輪違屋は営業中の店であるため、非公開。ただし、客として訪れる事は可能。



■住所:下京区西屋敷中之町114
■見学不可




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