新選組史跡ガイド

□蝦夷(北海道)
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歳三嘆きの松
(檜山管内江差町中歌町)





歳三歎きの松


説明案内板


 旧檜山爾志郡役所前に立つ松の木。
開陽丸座礁を知った土方歳三が、ここから見える荒波に翻弄される開陽丸を見て、松をこぶしで叩きながら男泣きに泣いた…という話が伝わっている。

 開陽丸は旧幕軍の希望の旗艦だっただけに、歳三の無念さは、かなりのものだったのだろう。

 奉行坂を登ると、旧役所の建物と松が見えてくる。
明治時代に建築された洋風建築物が江差町にある。
旧檜山爾志郡役所。
全国25箇所、道内唯一の現存する郡役所庁舎である。郡役所としては1879年に設けられたが、檜山郡と爾志郡の2郡を管轄する役所として江差に設置されたのがこれである。

 洋風の建物は、1887年11月に江差警察署庁舎も兼ねる建物として建築された。
その10年後には郡役所から檜山支庁へと改称され、1928年に支庁が移転するまでここで支庁としての業務を行っていた。1968年には警察署も移転したが、1971年から1993年までは江差町役場分庁舎にもなっていた。1992年3月に道指定有形文化財。

 1996年には大規模な修復工事が行われ、1998年に資料館としてオープンし、館内では、
レこの建物や歴史について展示物
レビデオ展示
レ建設時の模型
レかもめ島誕生秘話
レ縄文時代の出土品
レ箱館戦争、江差の明治時代の人々の暮らしに関する展示
などを行っている。

 尚、歳三歎きの松は野外にあり見学無料。



■住所:檜山管内江差町中歌町112
■開館日:4〜10月無休、冬季は月曜・祝日の翌日・年末年始休み。
■開館時間:9:00〜17:00
■見学所用目安:30分〜
■料金:大人\300 小中高生\100
■吹Fカ約10台
■交通:
シ毀゙ス亭造中歌町」下車。徒歩3分程
スJR「江差」駅から。徒歩20分





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