新選組史跡ガイド
□蝦夷(北海道)
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二股口古戦場(北斗市)
二股口古戦場入口
二股口古戦場
土方歳三隊戦死者慰霊搭
明治元年(1868)、新政府軍に勝利した榎本政権が五稜郭に樹立された。
奪還を目指す新政府軍が、江差方面から上陸し函館へ攻めてくることを想定して榎本軍は、山沿いに壕や台場を築き、下二股川の崖を挟んで防ぐ作戦に出た。
新政府軍は翌2年(1869)、予想通り乙部・江差から上陸した約600人が山道を通ってきた。
一方榎本軍の土方歳三を隊長とする約300人は台場山へ砲台も築き、二股口で待ち構えていたのである。
戦闘が開始されると、新政府軍は土方軍の発砲と崖に阻まれて、なかなか突破することができなかったが、上磯の矢不来の戦いで榎本軍が破れたために土方隊もこの陣地を放棄して五稜郭方面へ退却せざるを得なくなった。
すぐそばの「二股岳登山道入り口」付近には、新政府軍の陣地跡も残っている(看板あり)。
■住所:北斗市(旧大野町)
■交通:[国道227号線沿い