新選組史跡ガイド
□蝦夷(北海道)
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一本木関門跡地(函館市若松町)
一本木付近
土方歳三最期の地に復元の一本木関門
土方歳三の最期の地としては諸説あるが、その一つで、一本木戦死説は最もよく知られた最有力説だろう。
新選組隊士で陸軍奉行添役・安富才助が5月12日に五稜郭から歳三の実家に宛てて書いた手紙に、江戸脱走から戦死に至るまでの様子を記している。
戦死の状況については、
「一本木関門にて諸兵隊を指揮遊ばされ、ついに同処にて討死せられ、誠にもって残念至極に存じ奉り候。」
と書いている。
その他、戦死地を一本木と記録する主な記録を挙げると、
レ大鳥圭介『南柯紀行』
レ小杉政之進『麦叢録』
レ横倉甚五郎『日記』
レ内藤清孝『蝦夷事情乗風日記』
レ立川主税『戦争日記』
などがある。
■住所:函館市若松町。
国道5号線沿い
■交通:奘造総合福祉センター」バス停付近