新選組史跡ガイド
□関東(東京都以外)
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古戦場・六道辻(栃木県宇都宮市)
宇都宮城攻防戦の激戦地・六道辻
六道辻は宇都宮と壬生、栃木を結ぶ交通の要所で、戊辰戦争当時は木戸が設けられていた。
宇都宮城を旧幕府軍に占領された新政府軍は、城の西方から六道口に押し寄せてきた。
旧幕府軍は斎藤一率いる新選組、永倉新八率いる靖共隊100名が六道辻を守っていたが、激戦の末、敗退。
現在、この地には旧幕府軍戦死者の合葬墓がある。新政府軍の戦死者は近くにある報恩寺に葬られていたが、東軍戦死者の遺体は賊軍の名のもとに放置されたままだった。
しかしこれを見かねた近隣人がこの地に埋葬し、墓碑を明治7年、旧宇都宮藩士・戸田三男が建立した。