ディスティニークロスロード
□第1章 風とテストと自転車と
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デスティニークロスロード
(運命の十字路)
著者 赤布団
第一章 風とテストと自転車と
ある学校の帰り道、自転車を引きながら俺とあいつは、テストを見せ合いながら帰っている。
現在2時24分、今日もテストだったので部活もなく早めに下校だ。とても楽しいひとときだ。
俺の名前は本多和真そして友人の中西祐樹、俺の親友だ。祐樹は頭がよく順位は上の中運動はまあまあいつも冷静でメガネをかけたやつ。
それに対して俺は順位は中の下、運動はとても得意だ、ちょっと(かなり?)突っ走る、元気が取り柄。おれも祐樹も高校一年生。
そして今、今日返してもらったテストを見せながら帰っている。
「ほんとに頭いいなー祐樹は。」「まあ理数系は得意だから」「でも生物95点、数学98点、おまけに地理96点はすげーよ。」
すると祐樹が「でもおまえ生物69点、数学61点、地理65点もうちょっと勉強したら?」
「まあ今度頑張るよハハッ」和真は苦笑する。するとちょっとした突風が吹いてきた。その突風に生物のテストはさらわれた。
「あー、テストー!」冷静な祐樹が大声で叫んだ。それもそうだ、だいぶ高い所にテストがある。
でも少しずつ降りてきている、だが落ちる場所はだいぶ前になりそうだ。「祐樹、飛ばすぞ」和真が声をかける。
「よし追いつくぞ!」祐樹も気合を入れた。そして二人はテストを追いかけ自転車の速度を上げ全速力で追いかけて行った。