ディスティニークロスロード
□第2章 謎の神社
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第2章 謎の神社
シャー、シャーと自転車の音がする。テストを追いかけているがなかなか落ちてこない。もう何分経ったか分からない。
だが2人とも相当ばてている。いつまで経っても落ちる気配がない。しばらくすると山が見えてきた。どうやらテストはそこへ行きそうだ。
2人とも汗だくのなか走っている。山道は相当きついようだ。もう口数はない。だがもう少しで届きそうになってきた。徐々に降下している。先に神社のようなものが見えてきた。
どうやら着陸地点は神社になりそうだ。2人は自転車を降りた。
「うおぉぉー。」和真は全力疾走で走っている。テストはもうすぐだ。「真剣白刃取り」まさしくその恰好ジャンプし両手でズバリキャッチした。
「よっしゃー」空手の突きの構えをし手はグーではなく、パーでフィニッシュを決めた。
和真が祐樹を見てテストを返した。「悪いな、こんなことまでやらせて。」「へーきへーき」でも2人とも全然平気ではない。
「あっ、そーいえば帰り道わかんねぇ」でも祐樹は余裕で「大丈夫、ケータイのGPSがある。」「よしっ」と和真がいった瞬間。
2人の目の前が突然真っ暗になった。2人は訳が分からず、ばたついていた。そうばたついていたということは、足が地面についていないのだ。
そして祐樹は何かに気づいた。これは、
落ちていく感覚だ。