□春麗ら
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屋根下にシルヴィア達が何か用意をしている

勿論食い物の匂いもある

屋根から降りて見てみれば何やら祭りでもあるのだろうか

祭り騒ぎだ

「あ、アポロ丁度よかった今からお花見するけどアポロもするわよね?」

「花見?花見ってなんなんだ?」

「オイオイ花見も知らないのかよお前は」

「馬鹿にするなよ阿呆ピエール」

「……知ってんのかよ」

「バロンが言ってたな確か」

「へぇーじゃあ一応知ってるのね」

「ああ、食いもん食ったり獲物を誰が早く捕まえるかの競争だろ??」

「いやっ!?違うから!」

「はぁ〜っ?」

(バロンったら一体アポロに何を教えていたのかしら…)

「アポロ、お花見って言うのは昔からの伝統的なお祭りの一種なんだよ」

「わぁ、流石ジュン!」

「一々説明すんのに手間が省けたぜ」

「いやぁ〜照れます」

「ふぅーん祭りか、祭りだったらそこにある食いもん食っても良いよな?」

「…花より団子ですね」

「色気より食い気かよ!お前はよぉ」

「アポロ!お花見は三色団子を食べながらそこの桜の木を見る事なのよ」

「まっ団子を食いながら見れば良いんだろ?」

「まぁ、そう言う事になるわね」

「ぅんめぇ〜」

「早っ!」

俺は団子を食いながら桜を眺めた

「お前も元気だな!」

桜の木に向かってニンマリ笑う

「あんた何にやけてるのよ気持ち悪いじゃない」

「…うるせぇよ」

桜の木、今年で1000歳だそうだ

まだそこらの桜の木より若いが俺はその木を気に入っている

俺の紅茶のカップに桜の花びらが数枚入った





    〜end〜
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