□背丈が違う
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「おい、シルヴィア」

「なっ何よ…」

じぃ〜〜〜〜〜〜っとまた私を見てくる

「なんで、俺より背がでけぇんだよ!」

「は?」

背を比べると確かにアポロは私より小さい

「ぷっ。そんなの決まってるじゃない」

「何だよ!!」

「私よりも1つ年下だからでしょうよ」

「はぁ〜!?」

「大体アンタつぐみよりも小さいし」

「うるせえなぁ!!」

「あ。でもリーナはアンタより小さいか」

「リーナは歩けないんだ!仕方ねぇだろ!!」

「ふ〜ん。でもアンタも結構その背丈が良いんじゃないの」

「何でだよ!?」

「それは…」

私は以前不動司令が行ったコスプレを思い出した

その時は私が麗花で、麗花が私で

アポロがお兄様で、お兄様がアポロで

あの時の衝撃は未だに忘れない

麗花ったら本っ当に私っぽくしてアポロに抱き付いて…その後が…

もう!だから麗花の方が背が大きいから抱きつかれた時アポロは麗花の…むっ…むっ胸の辺りに顔があったの

はぁ…もう嫌になっちゃうわ

「…シルヴィア!一体何なんだよ」

「あーっと、私の方がお姉さんって気がするからよ」

「何だよそれ」

「あはっあはははは〜」

私は部屋に戻り考えてみた

「アポロが私よりも大きく…」

想像したらアポロがコッチを見て馬鹿にしたのが思い浮かぶ

「イヤイヤイヤイヤっ!?」

ベッドに倒れ込んで

「絶ぇぇぇ対にあり得ないから!」

私は頭を抱え込んだ






    〜end〜
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