□とても素敵な
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「おせぇぞ」

間一髪そう言われた

だいたい10分くらいどってことないでしょ!?

小さい男ね!!もう!

「煩いわね!!」

「まぁ、行こうぜ」

さっと先を歩かれた

「…聞こうと思ったんだけど、どこに行くつもりなわけ?」

「あ?そうだな…」

「もしかして決めてないの!?」

「悪いかよ」

本当にデリカシーが無いのね!

「それ位考えておきなさいよ!」

「うるせぇな…じゃあ海行こうぜ」

「海ぃ?」

「こっからだと10分位で着くだろ?」

私は青い綺麗な海を思い浮かべた

「まぁ、良いわよ」

そして私達は海へ向かった

暫く歩くと潮の匂いがふわりと漂ってきた

そして次の瞬間

広大な海を見た

「綺麗ーー」

青い宝石のようにキラキラ輝いて

心を奪われた

「走ろーぜ」

急にアポロが引っ張りクッキーみたいな香りの砂浜を走った

「あははははっ、楽しい」

私達は夕方まで走ったり、海の水を掛け合ったり海を眺めたり

とっても楽しかった

「アンタにしては、いいデートだったわ」

「うるせぇなー」

自室近くまで送っていって貰った

「じゃあまた明日ね」

「おい!」

「えっ?」

後ろを振り向いたら

突然のキス

「〜っ明日な」

アポロは一目散に去っていった

「…本当馬鹿なんだから」

私は笑いながら自分の口元を触った

とっても素敵な1日だったわ
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