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Screw Driver

(A5二段/16頁/300円/R18/コピー本)
英語教師 脳噛ネウロの書き下ろしです。
初心に返った内容。裏描写が濃厚なので、18歳未満の方、苦手な方はご遠慮くださいませ。

[内容一部抜粋]

「さむっ!」
「思ったより元気そうで何よりです」
淡々とした声が響いて、もう一度顔を上げた。ここは……保健室だ。そして私はどうやら保健医用の机の上に座っているらしい。何でこんなとこに、と思っていたら、にゅっと黒革手袋の腕が伸びてきた。驚いて固まっていると、それは濡れそぼったコートを掴む。
「な……何?」
ずるりと脱がされ、そのまま手はリボンに移った。引きちぎるように外されて、投げ落とされる。そうして次はセーターに手をかけられ、
「何で脱がすのっ?」
「濡れた服を着ていたら寒いでしょう?」
バカにするように男は眉を顰めて返し、事務作業をするかのようにセーターを引き上げる。いや、そうだけど。そうなんだけど!
「ちょ……自分で脱げるし!」
「僕の方が早いです」
セーターが鼻に引っかかるのもお構いなしに引っ張りあげられる。慌てて襟首を掴んで広げた。床に落とされたセーターはべちゃりと不快な音を立てる。
「っ……」
思わず振り仰いで、相手の顔を見てしまった。何だそのドS笑みは。ツっ込もうとしたけど恐怖のせいか寒さのせいか口がうまく動かない。中途半端に口を開けたまま見つめていれば、その器用そうな手はブラウスのボタンにかかった。
「待って、先せ……」
その手を掴み止めようとした瞬間、ぶちぶちぶちっと小気味よい音が響く。何もボタンを引きちぎらなくても。愕然として男を見つめれば、変にはにかんだように笑われる。
「ほら、桂木さんが邪魔するからですよ」
私のせいかいっ!
言葉にならなくて口がパクパクする。いや、そんな場合ではない。慌てて前を隠そうと両手をクロスして身体を前に倒せば、背中のブラウスをべらっとめくられた。
「なっ……?」
ぷちり。それは人生終了の合図。ホックを外されたブラが重力に負けて、手の上にこぼれてくる。何だこの技。頭が真っ白になっていれば、そのままブラウスを引っ張られた。
「ちょっ……待って待っ……待てやぁああああ」
抗議の声も虚しく力ずくで引き剥がされ、ついでに相手の期待通りにちゃんとブラも床に落ち、バタバタと手足を動かしてこの英語エロエロ教師から離れようともがく。机の上でお尻を動かして後ずさり、壁に背をつけて睨みあげれば、
「ああ、ご協力ありがとうございます」
足を、取られた。

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