NARUTO
□君と逢えた日
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4月某日とある公立高校の入学式。
新入生であるうずまきナルトは緊張した面持ちでその場に立っていた。
『俺、新しい友達できるかなぁ。もしクラスに馴染 めなかったりしたらどうしよぉ(汗))』
などと、柄でもないことを考えていたとき隣に座っていた中学校からの友人、犬塚キバから話しかけられた。
「おいナルト、今年の生徒会長見てみろよ。すっげ ー男前だぜ!!」
「えっ??・・・・・・!!!!」
漆黒の瞳に整った容姿、髪型も無造作だがどこか決まっている。
スタイルもいい。おまけに生徒会長。
そんなモテる男を絵に描いたようなこの人の名前はうちはサスケ。
ナルトは正直びっくりしていた。あんなにかっこいい人がこの世にいるんだなぁと。
ナルトがサスケに見とれてるうちに式は終わり、新入生は教室での担任の話もそこそこに帰宅となった。
「ねぇ知ってる?会長のうちは先輩って3年生の首席な んだって!!超かっこいい!!惚れちゃうよぉ!」
ナルトは女子たちが話しているのを聞いてますますびっくりした。
『完璧な人間っているんだぁ』
そんなこんなでナルトも高校生活に落ち着いてきた頃
ナルトは放課後に図書室で本を読むことが日課になっていた。
それは部活に入っているキバを待つためでもあった。
「おい、今日はもうここを閉めようと思ってるんだが、すまないが出てもらえないか・・・?」
「あっ!!ごめんなさいってば。今すぐ・・・・!!!」
ナルトに話しかけたのはあの生徒会長のうちはサスケ。
ナルトはびっくりして声が出なか
った。